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KCBC Live Streaming System

Basic認証付きの簡易的な配信システム

システム構成

Docker Compose

  • Nginx with nginx-rtmp-module
  • Node.js
    • express
    • passport
    • hls.js

使用方法

ホスト環境設定

  1. Dockerのインストール
  2. Dockerの起動
  3. (任意)メモリ使用量の上限を変更(参照)

動作が重く感じた場合は(3)の設定を行ってください。

起動

  1. 証明書ファイル(privkey.pem, cert.pem)をnginx/nginx.confと同じディレクトリに配置(理由)
  2. users.jsonで初期ユーザー情報を設定(管理者必須)
  3. (任意)streams.jsonで初期配信枠を設定
  4. docker-compose.ymlがあるディレクトリ上で$ docker-compose upを実行

※ ユーザー情報と配信枠は、起動後に管理者ページから追加・変更・削除が可能です。

※ 初回はイメージ作成が含まれるため、実行までに時間がかかります。

※ バックグラウンドで実行する場合は$ docker-compose up -dで実行。

停止

Ctrl+Cまたは$ docker-compose stop

ログの閲覧

$ docker-compose logs -f

-fオプションはリアルタイムでログを出力し続けます。

開発者向け

ソース変更後の実行方法

  • docker-compose.ymlの変更後は$ docker-compose upで実行。
  • Dockerfileの変更後は$ docker-compose up --buildで実行。

メモリ使用量の上限の設定方法

Windows 10 (WSL 2 based)

デフォルト値は「メモリ合計容量の50%と8GBのうち小さい方」または「20175ビルド以前の場合、メモリ合計容量の80%」となっています。
(cf. https://docs.microsoft.com/en-us/windows/wsl/wsl-config#options-for-wslconfig)

  1. %USERPROFILE%\.wslconfigを以下のように変更
  2. wslの再起動
[wsl2]
memory=6GB

※ 上限サイズは適宜変更してください。

MacOS

デフォルト値は2GBとなっています。

  1. 「Docker Desktop for Mac」を開く
  2. 「Settings」から「Resources」を表示
  3. 「Memory」項目のスライダーで値を変更
  4. 右下の「Apply & Restart」で変更を反映

証明書ファイルを複製する理由

Dockerfileには、親ディレクトリを参照できないという仕様があります。
例えば、COPY ../hoge .といったことができません。

これは、docker buildがcontext対象ディレクトリ(とサブディレクトリ)のみをdockerデーモンに送信するためです。

context対象ディレクトリとは、各Dockerfileでイメージをビルドする時のワーキングディレクトリ、すなわちdocker buildを実行する場所を指します。
これはdocker-compose.ymlbuild: contextで任意指定できます。

参照したいファイルが一階層上程度であればdocker build -fで対処可能ですが、証明書の場合は場所が離れているため、単純にファイルを複製するという手段をとりました。

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Basic認証付きの簡易的な配信システム

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