ch17-01 : カプセル化の定義について

[dum-601]

ch17-01 の「カプセル化は、実装詳細を隠ぺいする」の項で、カプセル化について以下のような記述がされています。

OOPとよく紐づけられる別の側面は、カプセル化の思想です。これは、オブジェクトの実装詳細は、 そのオブジェクトを使用するコードにはアクセスできないことを意味します。

すなわち、「オブジェクトの実装詳細」は「オブジェクトを使用するコード」にはアクセスできないと記述されています。

しかしながら、「オブジェクトを使用するコード」は「オブジェクトの実装詳細」にアクセスできないというのが、一般的なカプセル化の定義ではないでしょうか？　原文を参照しても、該当部分は

the implementation details of an object aren’t accessible to code using that object

となっており、この文はやはり「オブジェクトを使用するコード」は「オブジェクトの実装詳細」にアクセスできないと訳されるべきだと思います。